[単行本] 踏出力。 人間「アントニオ猪木」から何を学のか
アントニオ猪木：著
創英社／三省堂書店
’10,1/25 初版
Ａ５サイズ
一、少年の時
「親は前の世代から受け継いだいい意味での伝統を、
子供に伝える責任がある」
「どんな苦境に陥ろうとも諦めることなく、夢を追い
続けることを受け継いだ」
「人生の中で時と場合によっては、怒りの感情から生
まれるパワーを、ストレートに爆発させることも必
要なのかもしれない」
「人生には大きく舵をきる時がある。大きな決断をす
る時には、それだけ未来への希望が膨らんでいる」
ほか
二、異国の地、ブラジルのとき
「人間は何も変化がない状況に我慢出来ないように出
来ている」
「人はどんな過酷な状況であろうともそれに適応する
力を持っている」
「目の前の困難にしっかりと目を向け、突き進んで行
けば必ず将来が開ける」
「厳しい時だからこそ好きなことに夢中で打ち込め
ば、夢が近付いて来る」
「夢に向かって無心で取り組めば、出会いは偶然で
はなく必然となる」
ほか
三、プロレスデビュー、アメリカ修行のとき
「出世コースから外れたと思うことで、落ち込んで
いるようでは未来は掴めない。挫折は新たなスター
ト地点だ」
「人がどう自分を見ているのか本当のところは分から
ない。しかし、些細なことで自分に対する思いをわ
かることがある」
「技術を持っていれば自信が生まれ、どの世界でも渡
って行けるし尊敬もされる」
「逆転の発想が、仕事に幅と奥行きを与えてくれた」
「たとえ自分の意にそぐわず物事が進められていて
も、軸がぶれなければ冷静に覚悟を決められる」
ほか
四、東京プロレス、日本プロレスのとき
「相手に何かを求めるなら、自分にも求める以上の何
かがなければならない」
「生きていく中で人に対して何も出来ず、悔いが残る
ことがある。しかし、自分なりに全うしたと思い、
前に進むことも大事である」
「たとえどんな事情があっても将来を閉ざさないよう
に、別れ際は奇麗であるべきだ」
ほか
五、新日本プロレスのとき
「人にはその人なりの人生がある。そう思えれば、た
とえ騙されても恨まず、前に進むことが出来る」
「決まった型がないのは、どんな相手とも柔軟に
対応できる大いなる強みである」
「人生において劣等意識は必要な物だと思う。どこか
に『なにくそ』という意識があれば、それをバネに
して可能性が開けてくる」
「出来ることがあれば何でもやる。人が何と言おう
と、いったん目標を決めたら一直線に走り出すこと
だ」
「自分の起こした行動が、予想外の結果を生み出すこ
とがある。それはある意味で、自分の世界を広げて
くれる」
「切磋琢磨出来ない環境を作ることは、成長の可能性
を狭くするだけだ」
ほか
六、アントン・ハイセル問題、世代交代のとき
「どんな仕事でも発送に技術が伴わなければ、成功は
おぼつかない」
「座して死を待つ覚悟があるなら、一歩一歩でも必死
の思いで動き出せば、奇跡がうまれる」
「たとえ負けても、自分を見詰め直すことが出来れば
強くなれる」
「曖昧な言葉で判断し行動すれば物事は思い通りに進
まない」
「死にたいと思うことは誰にだってある。だが、死ぬ
覚悟があるくらいならば何もかも受け入れた上で、
踏み出す力を発揮すべきだ」
「『正しいことを正しい』と受け止めてくれた時、そ
こに大きな信頼が生まれる。
ほか
七、国会議員のとき
「嫌われまいと都合のいいようにだけ動いていては、
何も見えないし真実は分からない」
「一人でも出来ることがある。その行動を見て何かを
感じるならば、人は自然と集まって来る」
「人間は極限状態に陥った時、自分にとって何か大切
なのかに目覚めるのだと実感した」
「人と打ち解け仲良くなるには、胸の内を開き合うし
かない」
「『闘魂』とは自分に打ち克ち、闘い(人生)を通して
自分の魂を磨くこと。どんな世界でも通じるものだ
と思う」
ほか
八、プロレス引退のとき、そして今、これから
「今でも挑戦すること”踏出力”を止めてはいけない。
困難なことに立ち向かうことは、生きていく大きな
夢なのだ」
「どんなに道が厳しくとも、皆がもう一度活気を取り
戻し、活力と元気を発信して行かねばならない」
「健康で豊かな発想と踏み出す力が世の中を良くする
と思う。個々の発送と力は小さいが、それが積み重
なって世界が変わっていく」
ほか
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